そこから抜け出したいのなら
行動するということ。
自分がそこに向かって 一歩でも動きだせば それまでは まったく、
想像できなかった未来。
思いもつかなかった展開。
考えもしなかった選択。
がどんどん 現れてくるということ。
例えば。
自分が存在することができると思っていた世界は本当はただの小さな閉め切った部屋に過ぎなかったということ。
思い切ってドアを開けることさえできたら ほんのドア一枚、壁一枚の向こう側にはもっと もっと 違った部屋があるのだと気づくこと。
紅茶とお菓子と心地よいソファがある部屋、暖かい美味しい匂いのする台所、ぎっしりと本のつまった書斎、宝石のつまった秘密の部屋、ゲストでにぎわうパーティルーム、星がかがやくテラス、バラが香るサンルーム、噴水がきらめく庭。
うっかりまちがって ほこりだらけの物置や 居心地の悪い部屋のドアを開けてしまったら、あら 間違えた ごめんあそばせと退場すればよいだけのこと。
思う存分ドアを開けつづけ ちょっとのぞいたり、しばらく留まったり、そこに住んだり。たまに廊下や階段の踊り場で迷ったり。なんか違うなと思えばまた移動して、なんならそのお屋敷をでてしまってちがうところに行ってしまったり。
そうしていろいろ 行ってみて経験してみて
なんだやっぱり最初にいた部屋がいいなと思って結局もといたところに戻って来たとしても。
『ここしかないから』と思うより『ここがいいから』と思って生きるほうが良くない?
あっちへいってみようかニャ
Love&Hugs
Lily